11月20日(日)は、私の住む、中区の報恩講でした。
雪浦は、中心に真光寺があり、浄土真宗の門徒さんの多い地域です。浄土真宗の宗祖親鸞聖人の祥月命日の前後に報恩講が行われます。この報恩講は、門徒にとって、1年間で1番大切な法要です。そして、部落の1番大きな行事となります。
前日から餅をつき、当日は、朝7時半から準備にとりかかりました。部落民みんなで力を合わせます。
お内仏をつくり、お餅の飾り(お華束・おけそく)を作るのは、男性の仕事です。
一つ一つのお餅の大きさも数も決まっていて、皆さん真剣につくっていきます。
このようにみんなで参加して、一緒に仏事をつくっていくんですね・・・
お華束作りの大先輩たちが笑顔で見守り、周りからいろいろな言葉が飛び交います。こうして技術が伝承されていきます。
こんなに美しいお内仏となりました。
女性は、お斎づくり。野菜の切り方や大きさを、一つ一つ確認しながら作っていきます。
こうして各地区の味も受け継がれていくのですね。
お茶を飲んで一休憩。何気ない会話で、ほっと一息。
17時からの報恩講には、こんなにたくさんの方が集まりました。みんなでお勤めをして、法話がありました。
今年、中区で亡くなった方は5名でした。私の父も、このひとりです。今年の報恩講は、私にとって、特別なものとなりました。
最後は、みんなで一緒にお斎をいただきました。
雪浦では、各地区ごとに、このように報恩講が行われます。
報恩講が始まると、いよいよ今年も、終わりに近づいてきたなあ・・・と実感します。