1日目の25日は、佐世保市で講演と意見交換。今回の講演は、西海市から「NPO法人雪浦あんばんね理事長 渡辺督郎さん」と、南島原市から「南島原市地域おこし協力隊の梅野大介さん」の事例報告です。
雪浦の渡辺督郎さんは、雪浦の背景や地域性、雪浦ウィークからあんばんねの活動に至るまでの経緯について、50分ほどの講演を行いました。雪浦ウィークは1999年に、「都会にはない雪浦ならではの田舎暮らしを紹介し、顔の見える交流をする催し」として始まりました。回を重ねるごとに、来訪者は増え続け、受け入れる側も、訪れる側も、共に楽しめるイベントとして注目をあびていきました。1週間のイベントから年間を通した雪浦の地域おこしにつなげていきたいと、2014年に総務省の過疎集落自立支援事業を受けて、拠点「ゆきや」をつくり、NPO法人雪浦あんばんねを立ち上げ、昨年から「小さな楽園プロジェクト」の交付金を受けました。空き家を活用したゲストハウス、マルシェと健康教室の実施、耕作放棄地解消事業など、今まさに、これからの地域づくりを模索している現状を話しました。
また、南島原市の地域おこし協力隊の梅野大介さんは、廃校小学校を活用した拠点づくりについて講演されました。地域の人を巻き込む仕組みや、いくつもの事業報告など、大変興味深い内容でした。
参加者は、佐世保市、松浦市、川棚町、佐々町など、各地で活動している45名。西海市からもソイーネの3名が参加。
NPO法人雪浦あんばんねからは、渡辺督郎さんをリーダーに、川添成行さん、吉村源太郎さん、吉村満代さん、渡辺美佳さん、林吉行さん、そして私、山田千晶の7名。
参加者は、実際に各地で活動し、課題を抱えながらも頑張っている方ばかり。予定時間を超える活発な意見交換が行われました。また、総勢19名で参加された佐世保の「チーム俵」さんは、来年度から「小さな楽園プロジェクト」の交付金を受けて、さらに活動を広げていくということで、力強い「チーム力」を感じました。
その後の懇親会でも、さらに盛り上がりました。