12月8日の日曜日の朝・・・
あんばんねの初企画「冬鳥の観察会」
参加者は、西海市内、長崎市内、諫早市内、佐世保市内から集まった、2歳から70歳代の16名(スタッフも含め)
和気あいあいと、雪浦川沿いに野鳥を探して散策しました。
ガイドには、佐世保の近藤昌夫さん。
鳥の観察の仕方、探し方など、面白おかしくお話をしてくれました。
今回は、なかなか鳥が顔を出してくれなくて・・・
それでも、16種類の鳥を観察することができました。
アオサギ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ウグイス(じなき)、ホオジロ、モズ、ヒヨドリ、キセキレイ、ジョウビタキ、イソシギ、ダイサギ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、ウミウ、ミサゴ
こんな風に鳥を探していると、カラスが飛んでいても嬉しいもので、「あ!カラス~」と思わず双眼鏡を向けてしまいます。
さて、カラスには、種類があることを知っていますか?
カーカーカーと鳴いて、頭がちょっと膨らんで野球帽をかぶっているようで、くちばしが太いのがハシブトガラス。
ガ―ガ―ガ―とないて、ちょっと細身でくちばしも少し細いのがハシボソガラス。
9月から3月に中国やシベリヤから渡ってくるのがミヤマガラス。
最近の気候変動は、鳥にも影響しているそうで、九州に渡ってくる鳥が、宮城でも観察されるようになってきているそうです。温暖化で、九州までくる必要がなくなったようだとのこと。
生態系にも影響が出てくるかもしれませんね。
今回は、雪浦川の下流域で、沢山のカモ類を観察することができました。
カモも面白くて、お尻が浮いているカモは、水面に浮いて餌をとる淡水カモ、お尻が水につかっているカモは、水に潜って餌をとる海カモなんですって。
今回は、ミサゴというタカが観察できました。この他にも、雪浦川の周辺には、ノスリやハイタカなどのタカ類が普通に見られます。これらは、生態系の頂点にいる猛禽類です。こういう鳥がいるということは、ここの環境が、生態系を支える多くの生き物が生息しているという証です。雪浦川の周辺の森が豊かだということがよくわかります。
田舎に住んでいても、なかなかこんなにゆっくりと川沿いを歩いて、鳥の声に耳を澄まし、木立に鳥を探す体験はしません。
気持ちの良い時間を過ごすことができました。
鳥の観察をするときには、双眼鏡は8倍くらいのものが一番おすすめだそうです。そして、日本野鳥の会発行の「水辺の鳥」「山野の鳥」の図鑑が使いやすいそうですよ。
次は、3月くらいに、野鳥の観察会を企画しますね。
是非、参加して、きれいな空気をいっぱい吸いに来てください。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました。