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森のようちえん あんばんね10月の活動

10月はガールアグリとの合同企画で稲刈り&新米を楽しむ会と題して、昔の方法で米を収穫して脱穀し、かまどで炊いた新米をみんなで食べました。

 

 秋晴れの汗ばむ陽気の中、総勢約50人が雪浦にある田んぼに集まりました。

ここは1年前から、耕作放棄地を地元で有機農をしているガールアグリのメンバーが背丈ほどある藪を草刈りして再生した田んぼです。

   

   

   

 

椎茸の朽木や糠を肥料にし、夏の炎天下に手作業で雑草取りして育てた無農薬のイセヒカリを、参加者が鎌で刈り取りました。

   

刈り取った稲穂は紐や藁を使って束ね、竹の竿に稲架かけしていきます。

 

子どもたちはお母さんやお父さんと一緒に鎌を動かしましたが、そのうちにカエルやバッタを捕まえるのに夢中になっていました(#^^#)

 

次は足でペダルを踏んで動かす足踏み脱穀機に挑戦。突起の付いた円筒を回転させ、突起に穂先を当ててもみを落とす仕組み。

この日は外海でかんころ餅専門店「農楽舎」を営む杉山和利さんが指導に駆け付けてくれました。

    

 

リズミカルにペダルを踏んで瞬く間に脱穀する様子に歓声が上がります。ペダルを踏む作業は子どもたちに大人気。  

脱穀後は、風の力で籾から藁くずを分別する唐箕に挑戦。

唐箕の造りの仕組みにも興味深々のこどもたち。

手でハンドルを回すと板が回転して風が起こり、籾から藁くずだけ飛ばされて、実の詰まった籾を選び分けることができます。

「昔の農機具を使えるようになっておけば、燃料がなくても脱穀できるんだよ」と杉山さん。

 

今でも蕎麦の脱穀などに使っていると教えてくれました。

 収穫が一段落した後は昼ごはんの準備。

かまどと羽釜を使って炊いたご飯で子どもたちがおにぎりを握りました。

   

 

おかずには手作りの豚味噌のほか、子どもたちが豆腐やこんにゃくを切って豚汁を作りました

   

香ばしいおこげのある絶妙な炊き加減で、貴重な無農薬で育ったお米のご飯を、しかもそれが育った田んぼで食べるという特別な体験となりました。 

 

「美味しい〜」の声が方方からあがったのは言うまでもありません。  収穫が終わってからも子どもたちは綱引きしたり、川で遊んだり、絵本を読んだり、かくれんぼしたりと、いつにもまして元気いっぱいの子どもたちでした。

 


ゆきや

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