雪浦小学校は、地域の方のたくさんの力を学びに生かしている学校です。
3・4年生の総合の学習では、雪浦川について調べています。
7月3日の雪浦川の生き物調べに引き続き、11月16日は、山田敏之さんをゲストティーチャーに迎えて、雪浦川について学びました。
山田敏之さんは、仕事も魚の研究をしています。(私の夫です)
魚は40種類以上、エビは7種類以上、結構たくさん種類の生き物がいるのですね。
机の上に並べられた魚の写真、3つのグループに分けてみます。
雪浦川の魚は、1・純淡水魚、2・通し回遊魚、3・ホントは海の魚 の三つのグループに分けられます。
1・純淡水魚は、一生淡水だけで過ごす魚です。(ギンブナ、ドジョウ、ドンコ、タカハヤなど)
2・通し回遊魚は、一生のうちに必ず一度は海と川を行き来する魚です。(ウナギ、シロウオ、ヨシノボリ、スミウキゴリ、カワアナゴ、ヌマチチブなど)
海で卵を産む魚は、ウナギやシロウオです。
知っていましたか? ウナギは、みんな太平洋の真ん中、西アリアナ海礁で産卵をするんです。だから、雪浦川にいるウナギも、こんなに遠くで生まれたものなんですよ!!
通し回遊魚で、卵を川で産むものは、ヨシノボリ、スミウキゴリ、カワアナゴ、ヌマチチブなどです。
通し回遊魚には、卵を川で産むものと・・・
・・・海で産むものがあります。
3・ホントは海の魚は、海の魚なんですが、川にも入ってきて、餌を食べたりします。海で卵を産んで、海で育ちます。(クサフグ、クロダイ、スズキなど)
雪浦川の魚たちをこのグループで分けると・・・・・
純淡水魚は9種類、通し回遊魚は18種類、海の魚は12種類以上です。
雪浦川の特徴をまとめてみると・・・
川が短く、流れが急。
川の半分近くが汽水。真水の流れが少ない。
ダムが河口から近い。
宮川(三重県)は、雪浦川と比べると、とても大きな川ですが、通し回遊魚の種類数を比べると、雪浦川の方が多いということがわかります。
ふるさとの雪浦川って、調べてみると凄い川だったんだということがわかりました。
最後にヌマエビを、さわってみました。
ヤマトヌマエビは、手に載せても、どんどん上に歩いて上がってきます。他のヌマエビは、登る力がこんなにありません。ダムも登り、川の一番上流域まで登ってくるのが、このヤマトヌマエビです。
7月に川で実際に魚を捕まえるコツを習い、今回は、雪浦川の特色がよくわかりました。
ふるさとの自慢できるところが、また増えました