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雪浦のお盆(2) 「初めての初盆」

我が家は、今年が初盆でした。

神奈川県に育ち、お墓や、お盆というものに縁がなく育ったもので、何から何まで分からないことばかり

沢山の方に聞きながら、助けてもらいながら、初盆を迎えました。新鮮な体験でした

お盆は、地域によって、ずいぶん違うようです。同じ長崎市内でも、同じ西海市内でも、地域によって、やり方が違うようです。ここでご紹介するのは、雪浦のお盆についてです。

初盆参り  お盆が近づくと、ご近所さんや、親しい方が、初盆の家をたずね、お線香をあげます。

多くの方は、12日から15日の日中に初盆に参ります。他に何軒も初盆の家をまわるので、1カ所5分くらいの歓談で、お帰りになります。親しい方とは、時間を忘れて、思い出話が続きます。朝の8時半ごろにみえるときもあるので、この期間は、朝からちょっと気が抜けません

棚経 8月14日に真光寺から、初盆の家に棚経を上げに来てくださいます。

灯篭明かし  さて、お墓には、灯篭をともします。初盆のお墓には、下の写真のように2段から3段の台を作ります。(我が家の台は、お世話になっている間さんが建ててくださいました。ありがとうございました。)

初盆でないお墓は、1段の台を建てます。

この台に灯篭をかけます。

(灯篭の中に蝋燭の明かりが見えますか?)

昔は、親戚から贈られた沢山の灯篭をかけていたそうですが、最近は、初盆の灯篭は20個までとなっています。冠婚葬祭などの簡素化運動「雪浦地区新生活運動実践事項」に決められています。我が家は、8個の灯篭を準備しました。

初盆のお墓は、14日と15日に灯篭を灯します。まだ明るい夕方4時ごろから、台にかけた灯篭に蝋燭を入れて灯します。1本目の蝋燭が消えそうになると、2本目に替えます。その2本目が消えるまでの約2時間、家族親戚はお墓にいます。14日は、初盆のお墓だけが灯篭をあげるので、お墓に行けば、初盆のお墓がすぐにわかります。初盆どうし、お線香をあげに行ってご挨拶をします。

上の写真で、奥の方に見える2段や3段の灯篭が初盆のお墓で、手前に見える1段の灯篭が初盆でないお墓です。

初盆でないお墓は、15日だけ、蝋燭を1回(1本目)だけ灯します。

5時ごろには、お墓はこの賑わいです。自分のお墓に灯篭を灯すと、初盆のお墓、親戚や知人のお墓を回ってお線香をあげます。お線香は、束のまま火をつけて持ち歩き、お参りしたお墓に2・3本づつあげていきます。あちこちで打ち上げ花火が上がったりと、何とも楽しいお墓となっています。

最近は、4時ごろから灯篭を灯しますが、少し前は、もっと遅くからお墓に集まりだしたそうです。そして、蝋燭が燃え尽きるころにはあたりはすっかり暗くなっていて、灯篭を手にもって、その明かりで家に帰ったそうです。風流ですね

遠方からの親戚が泊まらずに帰ったり、家でゆっくりするために、灯篭の時間が早くなっていったという話を聞きました。

お墓にいけば、会いたい人に会える 1年ぶりにここで会い、お互いの無事を確認しあい、知人の情報を交換し合い、同窓会の計画が持ち上がったり・・・・・。お墓は、素晴らしい社交場となるんです

ご先祖様のご縁で、ここで人に出会い、語る・・・。こうした時間が持てたことに感謝しながら、またこれからどうしていくかを想うことが、お盆の意味なのかと感じながら、初盆をどっぷりと体験させていただきました。


ゆきや

MORITAYA

あんばんね農園

雪浦ウィーク