8日、雪浦の後ろの浜にウミガメの足跡発見の第一報。
そして9日。今日です!!
「卵あったよ!!」と渡辺さんからの電話。
ウミガメ大作戦が始まりました。(残念ながら私は駆けつけることができず、渡辺さんからの写真と情報から書いています。)
卵は、ピンポン玉ぐらいの大きさで、柔らかいそうです。
日本ウミガメ協会の引地ご夫妻が駆けつけてくれ、卵を安全な場所に移動しました。
ウミガメの卵は、冠水すると孵化しなくなったり、高波にさらわれたりすることがあるからです。
卵は、126個ありました。そのうち13個が割れてました。その113個を一番高い防波堤際に移動しました。
卵を移動するときは、上下をそのままにする必要があるということで、大変神経を使う作業だったということです。
高潮、台風でえぐられませんように。無事に海に帰る日まで、約2ヶ月間、みんなで見守りましょう!!
雪浦の後ろの浜では、以前は、ウミガメの産卵・孵化がよく見られたそうです。
しかし、残念ながら、2002年を最後に、雪浦では、ウミガメの孵化を確認できていません。
2003年には、卵を産みましたが、孵化まではいかず、その後も、一回、卵を産んだそうですが、孵化はしなかったそうです。
昨年は、足跡を見つけることができましたが、卵をみつけることができませんでした。
今度こそは・・・と期待が深まっていく中、足跡と卵の発見の大ニュース。
ウミガメは、自分の生まれた砂浜に帰ってきて産卵をすると言われています。
もしかしたら、2002年に雪浦から巣立ったあのウミガメが帰ってきたのかもしれません。
13年間という長い時間、太平洋、大西洋、インド洋・・・遠い南の海で大きく育ち、はるばる雪浦の後ろの浜に帰ってきてくれたのでしょうか!!
アカウミガメは、国際自然保護連合(IUCN)により、絶滅危惧種(絶滅危惧IB類)・・・(近絶滅種に次いで近い将来、野生で絶滅する恐れがある種)にランクづけされています。
なんとか、今年こそは、孵化し、元気に海に帰ってほしいものです。
みんなで見守っていきたいですね。