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雪浦小学校 アカウミガメの学習をはじめました

6月9日に雪浦の後ろの浜でアカウミガメの卵を確認しました。どうやら、6月7日の晩に産んだようです。

雪浦小学校では、この奇跡の卵発見!!の大ニュースを受け、早速、アカウミガメのことを、5・6年生の総合の学習で調べ始めました。

まず、「地域の方の話を聞こう」ということで、川添成行さんと渡辺美佳さんに、お話をしていただきました。

昔は、毎年のようにアカウミガメが、雪浦に産卵に来ていたそうです。川添さんが子どもの頃には、生まれたばかりの子ガメをいたずらに学校に持ってきて自慢したり、紐をつけて散歩させたりする子どももいたそうです。まるで、浦島太郎の世界がそのままですね

それほど、ウミガメは、雪浦にあたりまえにいたそうです。孵化して海に帰っていく子ガメに、焼酎を飲ませて、誕生を祝ってあげたりもしたそうです。

そんな豊かな時代もありましたが、なぜなんでしょうか・・・年々浜に上がってくるウミガメは減っていってしまいました。

渡辺美香さんは、2002年に、最後に孵化を確認できた年の話を、写真を交えながら話してくれました。

子どもたちは、孵化する日を待ちながら、アカウミガメについて学び、そして自分たちにできることを考えていきます。

今、まさに進行中の生きた教材から、子どもたちは素晴らしいことを学んでいくことでしょう

 

 

9日に確認できたアカウミガメの卵です。

雪浦の後ろの浜では、以前は、ウミガメの産卵・孵化がよく見られたそうです。

しかし、残念ながら、2002年を最後に、雪浦では、ウミガメの孵化を確認できていません。

2003年には、卵を産みましたが、孵化まではいかず、その後も、一回、卵を産んだそうですが、孵化はしなかったそうです。

昨年は、足跡を見つけることができましたが、卵をみつけることができませんでした。

今度こそは・・・と期待が深まっていく中、足跡と卵の発見の大ニュース。

ウミガメは、自分の生まれた砂浜に帰ってきて産卵をすると言われています。

もしかしたら、2002年に雪浦から巣立ったあのウミガメが帰ってきたのかもしれません。

13年間という長い時間、太平洋・・・・・遠い南の海で大きく育ち、はるばる雪浦の後ろの浜に帰ってきてくれたのでしょうか!!

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