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祖父のふるさとを訪ねて 特別寄稿タケオさん

森田屋には、いろんなお客さんがいらっしゃいます。先日、東京の方からお祖父さんが雪浦で中学生まで過ごされたというタケオさんが雪浦にいらっしゃいました。そのタケオさんのブログ:タケオトラベラーからの特別寄稿という形で投稿して頂きました。そのお祖父さん、なんと106才で昨年亡くなられたらしいのです。それで、雪浦で過ごした家がどこにあったか、絵を描いて残されていたんです。今回その絵も公開して頂きました。当時の雪浦を正確に再現されています。今回の寄稿は、旅の情報という感じですが、是非今度は、ご自身のルーツ探しの旅のことを書いてほしいなあ、と思ってます。それでは、お楽しみください。

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こんにちは、ブログ『タケオトラベラー』を運営しているタケオです。

昨年2019年に106歳で亡くなった父方祖父が生まれてから少年時代までを過ごした地がどんな所なのか自分の目で確かめたく、生まれて初めて雪浦にやって来ました。

その際宿泊先としてゲストハウス森田屋にお世話になりました。

そこでこの自然豊かな雪浦にあるゲストハウスを利用しての印象を、ゲストハウス宿泊中に訪問した博物館や体験したアクティビティと共に書きたいと思います。

ゲストハウス森田屋

ゲストハウス森田屋は元々築90年の古民家ということですが、実際に利用してみても、畳敷きでゆったりと寛げる宿泊部屋、地元住民が寄贈されたというレコード・オーディオ・ピアノの音色と共にのんびり過ごせるこれまた畳敷きの広々としたお座敷等、伝統家屋の良さを存分に活かした造り。

 

そして何よりも驚いたのがゲストハウス全体の風通しの良さ。

利用した時期が秋の入り口に差し掛かってはいましたが、夜に台所の付いた居間で食事をしていると、ひんやりとした涼しい風がスーッと部屋の中へ。

冷房どころか扇風機要らずで、宿泊中は心地よく過ごす事が出来ました。

 

ゲストハウス森田屋には、共同ですが、台所・冷蔵庫1台・浴室・シャワー・洗面所・トイレ・洗濯機3台がありますので、1泊2日だけでなく、3泊4日程度の中期滞在でももってこいだと感じました。

ゲストハウス森田屋に差し込む早朝の朝日、とても気持ちが良いです!

音浴博物館

雪浦2日目、ゲストハウス森田屋オーナーを務めるNPO法人雪浦あんばんね

理事長渡辺督郎さんの奥様が、他に宿泊されていた母娘2人と共に連れていって下さったのが、ゲストハウス森田屋から車で25分ほど、森の中にひっそりと佇む音浴博物館。

レコード・オーディオ・カメラ・書籍・生活用品等あらゆる品のコレクターだった故栗原榮一朗氏が集めたコレクション品を所蔵しており、マニアにとっては垂涎の品々ばかり。

 

更に嬉しいことに所蔵品のレコードを自由に聴けるということで、僕もクラシック音楽のレコードを数枚かけてみました。

森の中で風にそよぐ葉っぱの音・鳥のさえずり・森に差し込む太陽の光で心を癒す「森林浴」のように、良質のレコードとオーディオが奏でる心地良い音を聴いて心を癒す「音浴」を実感、時が経つのを忘れてしまいました。

 

尚、博物館とはいえ大規模なものではないので、目一杯楽しみたい方は平日の訪問をオススメします。

サンセットクルージング

雪浦2日目の夕方は、旅行の際に必ずカメラを持っていく僕としてはとても楽しみにしていた、沖に出てのサンセットクルージング。

ゲストハウスオーナーに連れて頂いた近くの港にやって来たニックネーム・キャプテンと共にボートに乗って沖へ。

 

サンセットを見る前にも見せたいものがあるということで、喧嘩していた兄弟を父親が成敗したという伝説が残っていることから「大角力」と呼ばれているという岩へ。

岩の中が大きな空洞になっており、そこをボートで潜り抜け。

潜り抜け最中に見上げる岩の迫力は圧巻ものでした!

写真右側が大角力

「大角力」を下から潜り抜け!

そして待ちに待った日没の時間。

「大角力」より更に沖に出て太陽が沈むのを待っていました。

しかし、太陽が沈む十数分後になって水平線の所だけに雲が。

結局太陽が沈む瞬間を見ることは出来ませんでしたが、池島等の島々と共に広がる大空の色のグラデーションを堪能出来たのは幸いで大満足でした。

 

船酔いの心配が要らない方であれば是非ともオススメです。

事前予約が必要ですが、土・日・祝日限定とのことですのでご注意を。

丁度水平線に雲が掛かってしまいましたが、太陽の輝き・大空のグラデーションは最高でした!

音楽セラピー

雪浦3日目の午後は、雪浦在住のアーティストであるヨーコ・カンタルーナさんと共に行う音楽セラピー。

アメリカのクリスティーン・スティーブンス氏(Christine Stevens)が提唱する音楽療法をベースに、心のままに音を奏でたり聴いたりすることで、体・心・魂・脳を癒そうというアクティビティです。

 

自然の木や動物の皮で作られたアメリカ先住民の楽器を使い、心の感じるままに音を出したりリズムを取ったりしていくのですが、ポップミュージックやクラシック音楽等、ある程度音やリズムに規則性のある音楽に慣れている現代っ子としてはとても新鮮。

 

最後には僕がベッドで寝ているところにヨーコさんが先ほどの楽器を使って音を鳴らしていくのですが、不思議なことにいつの間にか寝てしまっていたようで、ヨーコさんが「起きたいと思ったらゆっくり起き上がって下さい」の声が聞こえて初めて自分が寝ていたことに気付いたくらい自然な形しかも短時間で眠りについたことにかなり驚いたと同時に、とても心が洗われた感覚がありました。

 

個人的に心を癒そうとする時にはクラシック音楽やヒーリングミュージックを聴いていたのですが、このセラピーで、タンバリンに形が似ていて、さざなみに近い音が出る楽器に魅力を感じた僕は、寝る前に波の音しか出ない動画を視聴し始め、以前よりもよく眠れるようになっています。

この音楽セラピーで、自らを癒すための何か気付きがあること間違いなしです。

沖縄出身バンドBEGINがギター職人と作った楽器「音来(ニライ)」を手に取ってポーズをとって下さったヨーコ・カンタルーナさん

まとめ

ゲストハウスのある西海市大瀬戸町雪浦は東シナ海に注ぐ雪浦川を中心とした集落になっており、定年退職後福岡から移住したという男性が仰っていた通り、「海・山・川全てが揃っている」地域。

川の流れや海のさざなみがよく聞こえ、夜には満点の星空と共に虫たちの大合唱。

祖父が生前描き残していた、今から100年程前と思われる雪浦と大きな変化なく、今でも自然が多く残っており、ゆったりとした時間の中住民が自然と上手く共存しながら暮らしている地域という印象を持ちました。

コロナ禍により社会が変化していく中いつにも増してストレスが溜まりやすい時代、自然豊かな地域に身を委ねてゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか?

1920年代と思われる当時長崎県西彼杵郡雪浦村を描いた絵 画:タケオの父方祖父

 

2020年9月の雪浦 絵の方が俯瞰的ですが、雪浦川に突き出ている防潮林は変わっていないようです。

※ゲストハウス森田屋宿泊時の注意点

雪浦地域には地元の食材を活かしたレストランやカフェがありますが、全て土日・祝日のみの営業。

食材調達可能なスーパーマーケットはAコープ雪浦店のみで、コンビニはありません。

平日ばかり宿泊してもレストランやカフェはやっていなく、Aコープで販売している食材でやり過ごさなければならないので、2泊以上利用したい方は土日・祝日に合わせて宿泊するのがおすすめです。

雪浦地域で唯一のスーパーマーケット、Aコープ雪浦店

記事執筆者

タケオ

タケオトラベラー:https://www.takeo-traveler.com/

Instagram :https://www.instagram.com/takeotraveler/


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